原価計算について
■ | 病院というサービス業の原価計算をシステムで処理するためには、十分に病院業務を把握し、計算に反映させるノウハウが必要です。原価計算の実施にあたっては階梯式配賦法、相互配賦法、直接配賦法あるいは内部振替価格制度などの違いを把握することにより、計算結果に対する検証方法も見えてきます。計算結果に対しては、プロセスを含めた説明ができなければ経営管理に資することはできません。 |
■ | 特に月次原価計算では高額修繕、賞与、福利厚生費、医事請求額と消費額との期ズレなどの処理方法により本来の月次の実態を表さない問題が起きます。先ず、年次原価計算により自院の収益構造を可視化すれば、月次変動の要因分析と改善行動の迅速性、正確性が増すことになります。弊社は先ず年次原価計算を行うことを推奨しております。 |
■ | 原価計算結果は、診療部、看護部など医療現場への説得性が確保されることにより、改善への明確な動機付けが生まれます。 |
■ | 原価計算の過程では、様々なデータを活用することになります。 @基幹系システム(医事会計、財務会計、人事給与) A診療系システム(オーダリング、電カル) B部門系システム(放射線、臨床検査、看護支援、手術室管理) C支援系システム(物品管理、薬剤管理) これらのデータを活用することにより各部門の活動が反映される処理をする必要があります。 |
■ | システムが未導入の場合には、伝票から最小源必要なデータを起こす価値がある原価計算でないと意味がないと考えています。その取捨選択もノウハウのひとつです。 |
弊社サービスを利用いただくことで、皆様に業務負荷をお掛けすることなく、経営管理にご活用いただける原価計算結果を導き出します。 このサービスは、計算が目的ではなく、最終的な結果”改善(improve)”を目的としています。 高機能の病院情報システムが整備され、原価計算システムと統合されればさらに精度の高い原価管理が可能となりますが、それまで待つことの出来ない経営環境であるからこそ、費用対効果、体制作りへの布石としても弊社サービスのご活用を提案します。 |
原価計算代行サービスの特長
種々の病院業務に携わり、情報システムが整備されていない時期から原価計算を実施し、計算手法をバージョンアップさせてまいりました。 弊社サービスは、医療現場の数値化にこだわった徹底した実務ベースの計算手法です。 |
システム導入の手間が不要(調査後即時 実施可能)
要員教育が不要
業務運用を中心とした計算手法
費用・収入分析、ABC分析、請求漏れ分析が可能
部門システムの環境に応じた計算手法
原価計算実務経験者のノウハウが基本となった計算手法
計算結果は、概ね数ヶ月で報告いたします。ただし、病床数・システム導入状況により変動する 可能性があるため詳細についてはご相談ください。 原価計算担当者向けの教育を行うことで、二回目以降、自院完結で実施していただくことも可能です。 システム導入を希望される医療機関向けにシステム開発を準備しております。 他社原価計算システムの計算結果の検証についてもお気軽にご相談ください。 |